嚥下障害のある息子の水分摂取に欠かせないグッズを紹介します。少し前までは必須。今も常用しています。
そしてですね、離乳食の進みがゆっくりな子の親御さんたちに『これいいね!』ってよく言われます。療育とか病院の待合とか。
息子は気管切開をしており人工呼吸器装着して経口摂取をしています。(今はスピーチバルブでもOKですが)
肺炎を起こすとNGチューブを入れて経管栄養に切り替えています。
嚥下障害があり、何度か誤嚥をしています。それが肺炎の原因となったこともあります。
ですので摂食嚥下に関してリハビリをしています。
そんな息子が使用してとても便利だったのがこのスプーン付きボトルです。
息子と同様
- 水分はとろみをつけてまたはゼリーでないとむせる・誤嚥する
- コップ・ストローは使用できない
- 自分でスプーンは使えない
- よく外出かける・通院する
こんな子たちに最適です。哺乳瓶でいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、哺乳瓶の乳首の穴ではとろみをつけた液体はうまく出てこないことが多いです。
ボトルの部分にとろみ付き水分やゼリーを入れ傾け軽く押すとちょうどスプーンの上に水分が出てきます。通常のスプーンで水分を掬ったのと同じ状態ですのでそれを食べさせればいいわけです。
手のひらサイズでプラスチック製です。我が家はこれを2つ買って洗いまわしていました。アイソトニックゼリー150がちょうどあふれず入る大きさです。ベビーフードの野菜ゼリーやウイダーインゼリーなどでも使いやすいです。
特に良いところはこれだけで完結するところです。ボトルは哺乳瓶のように立ちますので、あらかじめ水分を入れておけば片手で水分を食べさせてあげることができます。
悪いところは、洗いにくいところと蓋がないところです。我が家は出かけるときはラップをかぶせるか、ジップロックの中にポイって入れています(多少こぼれますが)。
これがなかったら深めのタッパーにとろみ付きの水分を入れて外出先でそれをあけてスプーンですくって食べさせていたと思います。とても電車の中のベビーカーの上で水分摂取はできなかったでしょう。とてもいいものを作ってくれているなと思ったので紹介しました。