モンテッソーリ教育とダウン症

今日モンテソーリ教育を行なってくれる発達支援施設に見学にいって来ました。

結論から言うと息子には合ってそう。良さそうでした。

しかしモンテッソーリが良かったのか施設が良かったのか。ダウン症に良かったのか息子に良かったのかはわかりません。

さて、具体的にどこが良かったのかと言うと。

最近、息子にある問題点として。『意思の表出の仕方がわからない』『(母以外の)関わる人が息子の意思を読み取れない』です。

意思はあるんです。とてもしっかり。頑固なほどに。けれども伝わらない。これはずっと問題点になってくるし『伝わらないから双方ストレスがたまる』し『息子の諦め癖』につながります。

モンテッソーリは子供は何でもできる。やり方がわからないのであればそれを手助けする。良い環境で。と言うことのようで。

緑の綺麗なお庭がある明るい部屋で。いろいろなものが手が届くところにあるが、綺麗に並べられている。とても素敵な環境だなと思います。

マカトンサインというのも習いました。子供バージョンの手話のようなもので、これで疎通をとるとわかりやすいようです。手先の動きの練習にもなるし。主治医からもダウン症はわかっていても表現が苦手な傾向にあると言われました。息子もまだ意味のある言葉は出ません。しかし意味はわかっていると思います。ママと言わないけど明らかに私をママと認識していますし、お気に入りの絵本もあるし、朝ごはんの後には太鼓の絵本の時間です。ただし、それはママにはわかるけど他の人にわかってもらうにはなかなか難しいようです。今日もご馳走様したい(お腹いっぱい)だけれどもSTさんはまだ食べれるかなと食べさせていて、暑いのか・眠いのか・飽きたのか・お腹一杯なのか・おいしくないのかが伝えられていませんでした。太鼓のおもちゃで遊びたいけれどどれで遊びたいのか伝えられず、看護師さんと遊べずママの所で拗ねてお座りしていました。ママにもたくさん並んだボタンのどれを押したいのか伝えられず、何度もやってとねだっています、結局どのボタンだったのかはわかりませんでした。こういうコミュニケーションが取りたいなというシーンが増えて来ている今、息子の意向を汲みながら取り組んでもらえ、そして子供の好きな動きができるおもちゃがたくさんあり本当に最適な環境のように感じます。

まあ案の定、満員ですのでいつものように欠員待ちです。でも一緒に通うの楽しみだなー。私も幼少期ひょんな理由でキリスト教の幼稚園に通っていたのでそこと雰囲気が似ているからちょっとバイアスがかかっているかもしれませんが。

  • この記事を書いた人

おkら

呼吸器内科医。産後育休を取らずに仕事復帰したものの1歳を過ぎたころダウン症の息子に在宅人工呼吸器が必要になり保育園退園→介護休業→介護休業使い切り退職→研究職。いつか臨床に復帰したい。今の目標は息子に色々な経験をさせること。

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