理学療法(PT)

歩行訓練

うちの息子は1歳ごろに入院しその頃からお座りができるようになりました。

けれどずっと体調を崩しており、時には咳が出ないように鎮静をかけたりで1週間まったく動かない時も。病院のベビーベットの中だけでしか行動範囲がなかったこともあるかもしれません。ハイハイは全然できないまま、1歳4ヶ月退院になりました。

退院翌日テーブルに捕まらせると立っちができました。その翌週には自分でそのテーブルにつかまって立っちしていました。その2週後には少しテーブルより高いテレビ台でその2週後くらいにはもっと高いストッケのハイチェアにつかまって立っていました。

さらにテーブルにつかまって蟹さんのような伝い歩きをしていました。何だかこれ名称があるみたいですね。先日、理学療法士など向けの学会のセミナーの様子を動画で見た時に説明がありました。これはこれでいいらしいですが。

しかしながら開脚して座り、ハイハイをせずに立っちというのはあまり足腰には良くなかったようで。やっと行けた地域の理学療法で聞きました。

それまでも訪問のPTは入っていたのですがあまり指摘されずでした。私たち夫婦が立っちできたことを喜んで伝えすぎていたのかもしれません。しかし、まあいいことも悪いことも早めに伝えて欲しいものです。この辺は患者ニーズによって結構違いますね。私は分からないなりにも何でも把握しておきたい派なので。患者さんでも予後を聞きたい人と聞きたくない人と結構しっかり両極端にいるのでその辺の感覚と同じでしょうか。

そんなわけで開脚してのお座りをやめるために骨盤ベルト(私がこう呼んでいるだけですが恥骨の高さで両側の大転子を支持するので間違ってはいないはず、サムスリングといってもいいかもしれません。そしてこう呼ぶと息子を縛っている感がなくなるので)をすることになりました。ちょうど2週間くらい前から始めましたが、ほぼ180度の開脚での背後からの前方へのぐるっと回してのお座り(バレリーナ様の起き上がり)になる癖は無くなりました。ズボンを履かせてズボンの膝を縫ってしまうというのでもいいみたいです。でもこれだと骨盤ベルトぽくないので。うちはママのアームカバーを使いました。ヘアバンドも試して見ましたが少し緩かったので。息子だけベルトはちょっと頑張らせすぎかなってママも久しぶりに骨盤サポートベルトを再開しました。そうするとやはり痩せました笑 実はこの骨盤サポートベルトは結構私何度も失敗してついに買いあてたもので、今のが使えなくなったらリピート予定です。

そんなわけで1歳7ヶ月になり、バレリーナ様の起き上がりをするようになってから半年くらい経っちゃってましたがかなり改善してよかったです。ちなみにこのバレリーナ様の起き上がりを経験した方が歩行を獲得するのに時間がかかるみたいです。平均月齢が経験しない群23.1±3.0ヶ月、経験した群30.2ヶ月±3.7ヶ月だそうです!(p<0.01)(第51回日本理学療法学術大会抄録集vol43Suppl.No2)

もっと早く知っておけばーーーばかりになると後悔後悔でちょっとストレスばかりになってしまうので前向きに考えるようにしています。

そもそも去年くらいはまだ『普通に伸び伸び育てたい』とかいう感じでしたので。まあどれが普通とかよくわからないですね。

  • この記事を書いた人

おkら

呼吸器内科医。産後育休を取らずに仕事復帰したものの1歳を過ぎたころダウン症の息子に在宅人工呼吸器が必要になり保育園退園→介護休業→介護休業使い切り退職→研究職。いつか臨床に復帰したい。今の目標は息子に色々な経験をさせること。

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