レビュー ダウン症

推薦図書 産まれた子供がダウン症と分かって読んだ本-勉強編

自分の子どもがダウン症と言われ、聞いた事はあるけどどんな障害なの?何に困るの?どういうふうに育つの?って思いませんでしたか。

長男が産まれてから読んだ本で特に何回も読みかえしている本だけご紹介します。

長男の遺伝科の主治医に親の体験記とかではなく専門家が書いたダウン症の全体像をつかめる本はありますかと聞き教えてもらった本です。あけすけない質問に愛児クリニックの飯島先生が答えるという形式の本です。飯島先生はずっとダウン症の子たちを見てきていて社会的にどう受け入れてもらえるかなどずっと当事者や親たちど一緒に取り組んできた先生との事です。最初に読んだので、オブラートに包まない表現の本だなあと思ったのを覚えています。

ミルクの飲みも悪けりゃ、離乳食の進みも悪く、さらに気管切開したことでますます摂食嚥下機能獲得に苦労している我が家の長男。ダウン症の子は舌が大きいや鼻咽頭が狭いなどの共通の特徴があるので、かなり摂食を進めていく上でのヒントになりました。少し専門的なのでこれをもってSTさんにアドバイスもらうくらいがいいのかもしれません。トラブルシューティングの項目が詳細でいいなと思いました。

言葉のシャワーと言われても、言葉を理解していない子にどのような声をかければいいの?とか言葉を理解するようになってからも発語のない子の発語を促すためには?など段階的に当てはまる所の親や支援者へのアドバイスがわかるのがいいです。また声掛けだけでなくどんな段階でどんな遊びをするのがいいのかもわかるので遊びの中に取り入れやすいなと思います。

おもちゃを意図されているように遊べないことが多く、かといってずっとがらがらも面白くないなと思っていました。母子通所で通ったモンテッソーリ療育園がとても楽しかったのですが、モンテッソーリの教具は買うととても高く色々な種類をそろえるのは難しいのでいっそ作ってしまおうと、これを参考に作りました。ほとんどが100均でそろう材料なので手軽でいいですし子供が飽き足り、壊れたりしたらすぐ捨てちゃえるのもいいです。

まだまだ専門書や導入本はたくさんあるんですが、よく読み返すもののみピックアップしてみました。

  • この記事を書いた人

おkら

呼吸器内科医。産後育休を取らずに仕事復帰したものの1歳を過ぎたころダウン症の息子に在宅人工呼吸器が必要になり保育園退園→介護休業→介護休業使い切り退職→研究職。いつか臨床に復帰したい。今の目標は息子に色々な経験をさせること。

おすすめ記事一覧

1

以前に難聴の疑いのままでしたと言う記事を書いてその後何にも書いていませんでした。うちの子の難聴→難聴 ...

2

2020年11月1日(日)に第2回ダウン症学会学術集会がありました。テーマは『ダウン症研究と移行医療 ...

3

クラリスをずー-っと飲んでいるお子さんはいませんか?クラリス(クラリスロマイシン)を長期で飲む理由は ...

4

おけはダウン症で咀嚼・嚥下が苦手かつ気管カニューレが入っていることで嚥下障害があります。そしてママは ...

5

今気になっていることの一つに息子の傷痕のことがあります。 今息子は気管切開をして人工呼吸器をつないで ...

-レビュー, ダウン症

© 2024 じょいく児。 Powered by AFFINGER5