コロナと発達
療育センターなどに受診する時に、あらかじめ受診票を書くことが多いです。病歴とか既往歴が長いからあらかじめ記載しとくんですね。そこに『喪失した機能』という項目がありました。何かと言うと癲癇などで出来てたことができなくなったりするらしいです(ここは訪問看護師さんに聞いただけでみたことはないです)。一度できなくなると、反射の消失とともに獲得した機能を再度反射が消えてからは獲得するのが難しいようです。例えば、把握反射が消失する頃にちょうど座位でよろけた時に手をつけるようになると言うことです。このよろけた時にてをつく動きが一度失われると、もう把握反射はないのでそれが消失するという発達の過程を経ることはなく、手をつくという動作の再獲得が難しいようです。
こういうことからもマスクは子供の発達に悪影響でしょうね。
最近息子は抱っこしながら喋りかけるとすごく口を触ります。最初は動いているものに興味があるのかとも思いましたが違うようです。鼻歌の時も触ってきます。これってもしかしてヘレンケラーがサリバン先生の口を触って言語を理解したのと同じようなことなのかなと思います。息子は音が聞こえているのでちょっと違うかもしれませんが音だけでは理解できないことを触覚も利用して確認しているように思います。通所に行ったり、訪問看護師さんにもたくさん喋りかけてもらっていますが、全員マスクをしています。言葉の意味だけでなく表情もコミュニケーションツールです。家族と家の中だけで以外それを経験できないのは本当に発達にとってマイナスだと思います。怖い顔や優しい顔もわかりにくいです。
主治医の先生はそのうち子供は目でだけで表情を読むようになりますよとおっしゃっていましたが、苦手な子もいるだろうなと思います。
また通所では、スタッフの方も子供もみんなでいただきますをしてみんなでご馳走様をしていたけれどCOVID−19が流行してからはスタッフは別室で食べることにしていますとおっしゃっていました。英語の教育でも口の使い方を見せるように、まず第一言語を獲得するときも同じだと思います。この辺りのエビデンスはありません。なんせCOVID−19関連の論文は権威のある雑誌でも取り下げられたり、さらに今年からなので年単位の発達に関するエビデンスなんかはありません。でも子供の発達や学習は凄まじいものですし、全部がわかっているわけではありません。たっくさんのものを吸収する時期に大事な何かを吸収し損ねるんじゃないかと心配です。
なのでうちでは帰宅したら、着替えて手を洗ってうがいして髪を縛って顔を洗ってまた手を洗って歯磨きしてマスクなしで過ごしています。
ちなみに“うがい手洗い“は風邪症候群(新型でないコロナとかライノウイルスなどの感染症)にはエビデンスありますがインフルエンザには実はあんまりなくってインフルエンザの予防には“歯磨き“らしいです。ただ証明されてないだけでうがい手洗いが感染対策には要らないわけないので省略しないでくださいね。(エビデンス論文はまた暇な時に載せます笑)“顔を洗う“のエビデンスはもっと無くてなんとなくです笑笑 完全に自己流感染対策です。別に悪いことはしないと思いますので。息子も家に帰ったら口を拭いて手足も洗っています。なんだかコロナ後川崎病みたいな話もあるのでほんと用心しています。パパが小児期川崎病罹っているので。
話がまたそれましたが、コロナの影響でマスクが一般的になった今、フェイスシールドのもっと感染予防につながる形状や透明素材のマスクなどが出てこないかなと思っています。そしてママは出来るだけ顔を見せて息子を育てていこうと思います。