そもそも、女性と男性で同じだけの仕事の成果を挙げれるならば、女性の方が圧倒的に有能だと思います。女性と男性が同じ能力であれば、子供を授かるには妊娠出産をしなくてはいけない女性は仕事量は落ちます。
だから、仕事だけの観点でいうと事業主からしたら雇いたいのは男性であるのは当然とおもいます。実際子供を産んでみてまだ仕事復帰したわけではないけど、以前のように働くのは到底無理です。ひどい時は2週間で5時間しか家に帰れませんでした。洗濯しに帰っただけです。
事業主でなくても、医学的ににもそうです。急変は夜だっていつだって起こるので、明日朝から外来でも、昨日当直で徹夜明けでも、友人の結婚式中でも、医者は病院に『行けない』は言えないのです。さらに大変なのが日本では患者家族的にもです。休日や時間外に医者からの説明は当たり前とされています。先生ー、土曜日の14時から〇〇さんの弟さんがムンテラ希望だってー。よく言われました。急変あったらピンポイントでは行けないかもって伝えて。決して休みだから行けないではなかったです。
さて、そんな中、『行けない』を言う医者がいるとどうでしょう?え?まだ家族に説明してないの?検査できないじゃん。治療開始できないじゃん。何してるの?え??患者さん息止まっちゃうよ、心臓止まっちゃうよ、空いてる先生に片っ端から電話して!!と、みーんな困るんです。
医者は平日日勤をフル勤務した上で時間外休日にいつでも働くことが前提で医療が成り立ってしまっているのです。もちろん呼ばれない日だってありますが。
というわけで、女医が増えても現場が困るんです。一律減点なんて、あーそうだろうなと思っただけです。そんなもんです。じゃなければ学科内のテストでトップ10人中7人女性なのに、一学年100人中28人しか女性は医学部に合格してないわけがないと思います。逆に、もちろん結婚せず、子供を産まずばりばり働くならばいいですけど、子供を産んで育てるなら、多少男性より有能な女性でないと医療がなりたたないんじゃないかと思います。無理だからそもそも、 仕事に復帰しないという人も多いはずです。医者を1人育てるのにかかってる税金、私立だと自費、がどれだけかかっているのかを考えたら社会全体としてもコスパのわるいことです。
落ちた人がどう思うかはわからないですが、大学が悪いのではなく、過酷な労働をしないと成り立たない現場が悪いと思います。
もちろん平均的な話で、本当に有能な人は男性が多いなとも思いますが。女性は有能だと思っても大成するのは周りが極めてサポーティブな場合だと思います。