前回に引き続き息子のお気に入りの絵本を紹介したいと思います。
息子は現在2歳6か月の幼児でダウン症です。ダウン症を持つ子供は言葉の発達が遅いと言われており、平均指数は『だだだ、まままを言う』15か月、『意味のある言葉を3語以上言う』30か月、『二語文』3-3歳6か月だそうです。個人差が大きく、知的障害が重度あればさらに遅れます。また男児は女児よりことばの発達が遅れがちです。うちの息子は2歳4-5か月くらいの時「あぱ(パパ)」「あま(ママ)」「あぱま(アンパンマン)」を言えるようになりましたが、自発性をもって自分からいう事は依然として少ないです。今年度より嚥下だけでなく、言語聴覚のSTも開始しました。そこでの指導もありますが、ダウン症児の療育相談という本に「Q.ダウン症児のことばを発達させるうえで、具体的に最もいいと勧められることとして何がありますか」という質問には「A.たくさん絵本を読む」とありました。ダウン症のすべてという本にも引用されています。そのため我が家ではとても絵本を買うハードルが低くどんどん読ませています。息子も絵本が大好きです。そこで息子の現在の好きな絵本を紹介します。
2歳1か月の時のお気に入りの本に関してはこちら
2歳半の息子の発達としては、本は自分でめくれる。日常動作に関してはハンドサインを使えばほぼ理解しているといった状況です。ただ抽象的な事の理解は難しいですし、物語を一話分聞く集中力はありません。絵柄とか色彩、仕掛けなどがひきつけられるポイントのようです。
そんな息子の現在のお気に入りBest5はこちら
5位
メイとこねこバス
これは三鷹の森ジブリ美術館で季節限定で上映されるミニシアターのひとつを絵本にしたもので、美術館のショップで買いました。メイとこねこバスがお友達になって夜のお散歩に出かけるんです。メイちゃんがこねこバスにキャラメルをあげたりねこばあちゃんに挨拶にするところがとってもかわいいです。息子のバス好きはここから来たのかなと思っています。
4位
きんぎょがにげた
かわいい可愛すぎる。ママ的には一番のヒットですが、ちょっとシュールな金魚がいろんなところに逃げてそれを探す絵本です。息子は指差し大ブームなのでいろんなところに隠れた金魚さんを見つけて教えてくれます。後半は難しくってまだ見つけられないですが、徐々に見つけられるページが増えていくのが楽しいです。ママがはまってグッズとか欲しいなって気になっています。
3位
やさいさん
いろいろなやさいさんが地中に埋まっていてそれを順々に抜いていく仕掛け絵本ですが飛び出てくる野菜さんたちの表情がとてもユニークです。よくあるやさい達なので、ちょうど冷蔵庫にあったら本物を見せて見比べたりしています。「すっぽーん」の掛け声とやさいさんたちの顔が面白いみたいでけらけら笑いながらみています。
2位
窓あけ図鑑「のりもの」
最近息子もだいぶ嗜好がはっきりしてきました。乗り物が大好きです、なので買った図鑑絵本ですが、窓開けも楽しいし図鑑の絵もきれいでこのシリーズをそろえたくなっちゃいます。息子はクレーン車や消防車で窓を開けるとぐいーんとクレーンやはしごが伸びる仕掛けがお気に入りです。たくさんまどがあるので徐々に開けていけば長く新鮮な気持ちで読めるんじゃないかなと思います。我が家はアドベントカレンダーのように毎日1個ずつ窓を開けています。辞典というだけあってやや重い大型本ですが、内容は多すぎずもちろんマニアックな内容もありです。
1位
あいうえお電車じてん
これは殿堂入りです。これを開かない日はありません。もう永遠に読んでいます。これは気に入ってもらえたら秀逸だなと思われる点が多々あります。①あいうえおの勉強になる。②あいうえおの書き順も示されている。③列車の名前がたくさん知れる。④列車の走っている地域がわかる。⑤同じ音で始まる列車・駅名がたくさん知れる。⑥なんだかおやじギャグみたいな印を踏んだ短歌のようなものが書いてありラップみたいで読んでいてたのしい。⑦大判でないので持ち歩くのにも手軽。
これは2歳のころに勝ったものであいうえおの勉強には早すぎるとは思いましたが予想以上に気に入っていてびっくりしています。鉄オタのSTさんも秀逸といっており、電車好きの人にはたまらないのかもしれません。お子さんが電車好きならぜひ。
家にはほかにもひとまねこざるのジョージやバーバパパシリーズ、ぐりとぐら、ネズミくんのチョッキ、ぱんやのくまさん、おおきなかぶなんかもありますがまだ少し早いみたいです。次に狙っている絵本は”カラスのパン屋さん”と”窓開け図鑑「たべもの」”です。またお気に入りの絵本が増えたら紹介していきたいと思います。